高齢者110番の家 地域食堂 『きたほっと』 From 北見市新生町

高齢者110番の家とは、地域の困った高齢者等が、「高齢者110番の家」のステッカーの貼ってある家を訪ね、その家から地域包括支援センター等へ連絡して頂き問題解決に繋げていく。これを北見市内に広めていく事を目的とした拠点が、地域食堂「きたほっと」(誰でも集えてほっとする食堂)です。

高齢者110番の家について

高齢者110番の家 地域食堂きたほっと 北見市新生町

〈高齢者110番の家の趣旨〉
日本における高齢化率は年々増すばかりでありますが、北見も24年1月末、現在26%と、すでに超高齢社会へ突入し北海道平均23年3月末現在24.6%を更に上回る状況となりました。
地域においては老人が老人を介護する『老・老介護』や認知症の人が認知症の人を介護している「認・認介護」の人々は、介護者自身の体が悲鳴を上げていても、何処へ相談に行くと良いのか不明である等、介護保険の制度を知らずに、互いの心身が極限に達するまで自分等の手で在宅介護を続け、利用時には夫婦が別々の施設に入ることになることや、親の介護から兄弟の関係までもが悪化するというケースが山ほどあります。
軽度のうちに「おじいさんの様子がおかしい」等と身近なところへ相談に行くことで、介護保険の仕組みの理解や早期に在宅支援等のサービスにつながり住み慣れた地域で最後まで暮らすことができます。
介護を必要とする高齢者等が「高齢者110番の家」とシールが貼られた家に駆け込み、その家から地域包括支援センター等へ通報し連携をすることや通報ばかりではなく、更には地域づくりの拠点となる居場所つくりを目的とするものであります。

〈経緯と今後の方向性〉
介護保険は利用者の自由な選択のサービス支援を皮切りに始まりましたが、
要介護者の増加や介護サービス利用料の支払い困難な方は、介護保険料が引かれていても自由な選択は”絵に描いた餅”となります。このような不安な今の時代を少しでも安全に生き抜くためにも、この趣旨に賛同していただける一般住民の方を一軒でも多く、運営委員20名の決議機関を通り「高齢者110番の家」賛同者を募り、地域包括支援センター等へ連絡するばかりではなく、自分等も地域で何ができるのか地域の住民等と話し合いながら、この「高齢者110番の家」の拠点を北見市新生町58番地17に開設し、同場所に地域食堂「きた ほっと」を月に二回程度「食」を通して気軽に悩みや介護相談などを話す場所となることを兼ねることとなります。
昔から日本に受け継がれていた向こう三軒両隣の関係つくりを、今の時代だからこそ再現することが出来、高齢者も認知症の人も子供も誰もが集い安心できるまちづくりの一歩を3月10日より踏み出していきたいと思います。

『高齢者110番の家』指針
1.地域で困っている人を知る
・『高齢者110番の家』への訪問から地域で困っている方がいるのだという認識にもなり、災害時の救出につながります。
・地域の交流時に、外出しづらい家庭に案内を届けできるだけ共に参加できる環境をつくります。
・『高齢者110番の家』のシールの貼られたマップなどを地域の集まり時に渡し、相談しやすい環境つくりを支援させていただきます。

2.地域で困っている人が訪問したとき
・相談に来ても、上手く内容を伝えられない場合があります。安心させる言葉を届け、その場から「地域包括支援センター等」へ連絡を入れ、その旨内容を伝え自宅で待機していただきます。
・認知症と思われる場合や、何らかの原因で自宅等へ戻ることが出来ない様子の場合は、ゆっくりと目線を合わせ
  ①名前を教えていただけますか・・
   (テンポを急がす)
  ②住所はどちらですか・・・
  ③誰と暮らしているのでしょうね・・
  と優しく傾聴し聞かせていただき、警察等へ早急に連絡を入れましょう。

3.警察・救急車・地域包括支援センター等への連絡時の内容について
 ①『高齢者110番の家』のシールを添付していることを伝えます。
 ②住所
 ③名前
 ④電話番号
 ⑤相談に来た人の名前
 ⑥わかる場合は住所
 ⑦電話番号
 ⑧そのときの様子と身体状況・相談内容を大まかに伝えます。

4.緊急性が高く関係者が到着するまで対応が必要と思われる場面では
 ①なるべく穏やかに、ゆったりと安心していただけるように言葉は少なく、小さな声で対応をさせていただきましょう。
 ②帰宅困難と思われた場面では、水や温かいお茶など飲んでいただきましょう。

5.対応後は、むやみに他者に話すことなく本人を中心としてプラスとなる思われる場面のみ、地域包括支援センター等と連携し本人の意を汲み対応をさせていただきましょう。

6.地域の拠点づくり
・地域包括支援センター等へ連携すると共に、地域に『拠点高齢者110番の家』つくりの啓蒙活動を行っていきましよう。
・北見市新生町に「拠点高齢者110番の家(地域食堂『きたほっと』)」が月に2回オープン。
・月に一度は土曜日を設定し、地域の子供や働く人々の参加しやすい体制とします。
・末広地区、アンケート結果から「介護が必要になったらおかずをわけてほしい」との希望から1食200円を限度とした食事の支援を行います。
・「拠点高齢者110番の家」の運営委員の相談会議はおよそ月に1度程度とし、会で能動的に上がってきた事業を皆で検討し必要性が高いと判断された場合、各関係者らと連携し実施に至るようにいたします。
・他の地区においても開設を希望する場合、運営委員会の決議を経てできるだけ支援をさせていただきます。
・「拠点高齢者110番の家」開始は3月10日からといたします。
・趣旨に賛同する人の家庭から『高齢者110番の家』の仮シールを1枚でも多く貼らせていただき、勉強会などを「拠点高齢者110番の家」にて実施させていただきます。
・北海道のシールが出来たときには北海道シールと交換させていただきます。
・『行方不明から安全に戻れることを願う会』を「拠点高齢者110番」とし、共に連携を図り捜索と、未然に防ぐ地域おこしと同時に進行するものであります。



北見市地域包括支援センター連絡協議会 
武田 学 会長

包括の仕事で大事な役割の一つとして総合相談があり、困った時から相談に繋がるまで時間がかからないことが私どもにとり周知が成功していると言えます。地域にいる障がいや疾病で苦しんでいながらどうしてよいかがわからない状態が長い期間続く、様々な問題を引き起こす可能性のあることですから・・。
ですので、地域に高齢者110番のシールを貼っている家や、小地域でその拠点となる『拠点、高齢者110番』のようなちょっとした相談で気軽に話せる場があると、身近に自分の家族から近所の方、友人などの話で「そんなことでも相談に乗ってくれるんだ。そういう場合はその窓口に行くといいんだ」と、ご理解いただけるありがたい場となります。これは病気や障がいの早期発見・早期治療に繋がります。大切なのは地域住民の方々に、「いつもあそこで何か楽しそうなことしているから、行ってみよう」という気持ちになってもらう仕掛けです。包括が本来業務で身動きが取れないところで、そこに相談し解決することも多々あるでしょう。
地域包括ケアの、誰がどのような状態であっても住んでいる所で安心して継続的なサービスを利用できる…は、日本のどこに住んでいてもそうあるべきだと思います。
しかし、地域包括ケアを実践するのは、行政や専門職だけが行うだけでは実現できず、地域住民の皆様のご理解とご協力ありきと考えます。絶対数でも専門職より地域住民の方がずっと多く、その周知に地域包括支援センターとしてはどのようにアプローチするかが常々課題になります。ゆえに有効的な手段として住民組織などあれば、言葉は悪いのですが手っ取り早く多くの方に周知できるチャンスで、そこを突破口にしての横の繋がりを期待するため「拠点高齢者110番の家・地域食堂きたほっと」大いに賑わってほしいですね。


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有限会社エーデルワイス 高齢者110番の家 地域食堂「きたほっと」
090-0815 北海道北見市新生町58-17
(デイサービスエーデルワイス五号館 となり)
TEL 0157-33-5671
FAX 0157-33-1827