高齢者110番の家 地域食堂 『きたほっと』 From 北見市新生町

高齢者110番の家とは、地域の困った高齢者等が、「高齢者110番の家」のステッカーの貼ってある家を訪ね、その家から地域包括支援センター等へ連絡して頂き問題解決に繋げていく。これを北見市内に広めていく事を目的とした拠点が、地域食堂「きたほっと」(誰でも集えてほっとする食堂)です。

次回 きたほっと 12月14日



立場を逆転する地域の集まりの場

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普段は、デイサービスへ通う立場であっても

ボランティアの使命が、

早朝から「きたほっと」へ体が出向き

受付の準備をしたり、

玄関前の掃除をしたりと、

手帳の中には開店日を忘れないようにしっかり大きく書き込まれ、

役割をしっかり持ち自分の出番を忘れないように努めている。

デイサービスで日頃行っている棒体操の出番がくると

「次はあの〇〇をやりますか?」と、

休日で参加していたデイの管理者へ自主的に相談を持ちかけ、

皆さんには

「背を伸ばしてくださいよ・・無理はしないでください」と語り口まで管理者と同じ口調で語っている。

自分の地域への役割が自分を奮い立たせ

認知症の進行も身体の老化も防止しているように思えてくるが、

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同じように参加するすぐ近くのご婦人は、

以前、大勢の人の食事の世話をしていたことがあり、

「女性の職場で人間関係を大事にしていたのだなー」と思えるような、

まわりに気を使いながら優しい物言いで指示を出す姿は、

当時の働いている経験からの働きと重なっているように見受けられる。

また、その役割は在宅の介護困難な場面時にも自身を支え

見事に乗り切ったが、

人は、前に向かい目標をもっていた当時の役割と再び出会うと

役割が老いた身を助け

また、当時から随分と成長した役割は

老いた身であっても自己の成長を手助けし、

また高齢になったからこその“気高い自我”が、いかようにも役割を支配し、

再び役割から生きる支えをいただいている。

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介護現場においても

「認知症の軽度のうちに、

心地良いのかどうか、その人の役割をやんわりと引き出していくのかが

後の自我をコントロールする役目になるんだよ」と

やはり地域のつながりの場から学ばせていただいた。

~ありがたいことです~



きたほっと参加者からの“命”の伝言

月に2回の「きたほっと」までの仲間らとの出合うまでの期間の出来事を全員が話すことができました。

参加者のAさんは、

「弟の嫁さんが若くして亡くなった。

弟は、亡くなる前に嫁さんに料理も教えてもらい上手にポテトサラダをつくっていた。

自分よりも上手に作っていた」

「子供や孫らへも手紙を残していた。

弟がかわいそうと思ったけど、素晴らしい最期の幕引きだった」と

会話と同時に「みなさんにも見ていただきたい」と、

お別れの言葉のハガキをおもむろに手提げ袋の中から出していただけました。

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★ご紹介をする前に、体が元気であっても精神的疲労が続くと「死にたくなった」と、

深い意味もなく言葉にすることがありますが、

本当に余命を宣告された当事者にとっては、

冷静の中にも言葉にできない幾多の葛藤を乗り越え、

愛しい人々へ託す手紙や世話になった方々、

わざわざ、自分の最期の場面に足を運んでいただいた皆様への

お礼を伝えたかった感謝の思いがあふれる一枚のハガキから、

ご冥福をお祈りするとともに、

★★★

自分の最期は大騒ぎをして周りに迷惑をかけても自分らしいかと、

人それぞれの生き方、死に方を感じさせていただき、

誰にでもある人生において失敗があっても、

いじめられ「生きるのをやめたい」と思っても一生は続かないこと、

誰かに訴える勇気を持つこと、

兄弟や友人や先生や交番へ駆け込み聴いた人は必ず何らかの行動を起こすこと、

在宅介護で「もういやになった」と思う場面でも

「自分だけではない誰かの為にもなることだ」と

負けずに地域包括支援センターや役所へ何度も駆け込む勇気や、

電気やガスが止められても

このときばかりは自分が悪いとは思わず、

「自分を殺すきか!」とあらゆるところへ怒りと共にSOSを発信し、

希望を忘れず

「生きていれば良い日が来るか・・辛抱してみようか」と

思っていただける可能性を希望に変え、

縁があり、お預かりさせていただいた感謝と、

「すごいですね。乗り越えたんですね。誰にでもはできないことですよ」と

最期の力強さに深く感服させていただき、

お亡くなりになった63歳の女性の御会葬御礼の内容をご紹介させていただきます。

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沢山の方達にお世話になりました。ありがとうございます。

お返しできないのが残念ですがこれも仕方のない事でしょう。

おかげさまで病気になった時も慌て取り乱すこともなく現実を受け入れる事が

出来ました。

今、又皆様とお別れの時が近づいていると感じ少し寂しくはありますが、良い

方達と巡り合い良い人生を歩む事ができました。感謝いたしております。

とりわけお花と接する時は楽しかったです。庭の花も鉢花も来年は見られ

ないかと思うと切なく残念な気持ちです。

親しく接してくれた方達に心からのありがとうをお伝えしたいです。

良い人生でした。ありがとうございました。

平成二十五年七月十三日             筆

 



11月19日 きたほっと通信

昨日は朝から小雨でありました。

早くからなじみのボランティアさんが来て会話も手先も弾んでいます。

ちゃんちゃん焼用の鮭もすでに切って使うばかりに冷凍庫に保存されていました。

ボランティアさんの現場を知ってるからこその、おすそわけです。

もやし・玉ねぎ・きのこ・ねぎ・と手際よく並びだします。

味付けのプロが、みそだれを合わせていきます。

手が動き・口が動き・ジョークが飛び交います。

なるほど、料理だけでも脳活性になるといいますが。この三弾技を駆使する力と、

3分に1度の笑いは健康を導くものそのものであります。

笑いが外の人を導くように参加者が席を埋めていきます。

柔軟体操が始まり、

お気に入りの棒体操が始まり、

手も背中もどんどん伸びます。

無理をしないように言いながらでも隣の方を見て、また伸びています。

下半身も足首運動から足の下から上に優しくなぜていきます。

「リンパの流れを良くしますよー、優しく優しく実った大根を感謝しましょう~」と、

またまた、大笑いであります。

まるで18の「箸が転がってもおかしい」時代の到来のようです。

体がほんわり温かくなり、次は脳活性100点体操です。

日本のことわざカルタです。

覚えていたはずですが、2枚ほど・・?です。

「前に聴いたけど、また忘れた」と遠慮することのない言葉に感謝です。

説明に「あーそうだねー」と普段はあまり使わない言葉でした。

すっきりしたところで風邪予防の肺活量を高めるための発声が始まります。

腹式呼吸を使います。

声が一段と長くつ続く方、こんなに大きな声は出したことは無いという方、様々です。

発声後の笑いの体操、

次の歌詞の青い山脈、もみじの音読が始まり、

感情をたっぷり入れ、おなかの底から再び大きな声を出し歌います。

青い山脈は、

「18さい頃を思い出し歌いましょう。昔の彼女を思い出していいのですよ~」で

男性の一人が笑顔です。

そこにつかさずジョークが入り、またまた笑いです。

もみじの輪唱も、仲間意識を高めています。

互いの参加者全体の時間から、個別の自宅での出来事伝えの時間の始まりです。

全員が話しました。

感動の時間をいただきました。

涙と笑いの時間から、

おいしいチャンチャン焼きの時間まであっという間の経過となりました。

時計は12時を過ぎました。

参加していたボランティアさんも、すっと台所で忙しく働いています。

ポットのお茶も銘々が好きなようによそい、隣の人にまで渡しています。

だんだん気兼ねの無い普段着の集まりになってきました。

★★★

クリスマス会の話がまとまり、

場所を変え気分を変えての集合です。

ボランティアさんも地域の人も「喫茶花・花」に集合が決まりました。

12月10日火曜日10時30分~13時30分頃まで

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会話は、人が生きていくうえでの源のように感じさせる時間をいただきました。

素敵な時間に感謝!



次回 11月19日 きたほっとのご案内