昨日は、認知症介護研究・研修仙台センター主催による
高齢者虐待研修会、東京会場へ参加させていただきましたが
地域に関連する内容ですのでご報告をさせていただきます。
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久し振りのラッシュアワーの列車は、
電車から降りる人々を整然と並び見守っているが降り切った後は、
足が浮くほどの詰め込み状態であり、事故が起きると大変なことだと思いながらも
右へ左へとレールの曲りに合わせて体が自然と動き、
降りるときにも自分の意思とは関係なく、
段ボールのびっしり入ったミカンがこぼれるように落ちていく人々。
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研修会場は、無料と言うこともあるが、
案内からも、行政・地域包括を主体とした参加者が多く、
これまた、入ると簡単には出られない状態であり、後ろの方では机がなくイスのみで受講している。
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しかしながら、
研修の内容は24年度に手がけた虐待調査から25年度12月末の高齢者虐待の要因分析に基づき、
防止や対応上の留意点を整理した内容で中身が濃く、
一次予防(未然防止)、二次予防(悪化防止)、三次予防(再発防止)と展開され、
ベースとなる調査項目も新設された内容から関連をもった実態が浮かび上がっていた。
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介護現場においては、教育・知識・技術の充実が必要な分析も表面化されたことや、
虐待を行った職員の性格や資質の問題・倫理観や理念の欠如と
組織の取り組みにも課題が見られた結果となったが、三瓶先生の現場にいるからこそ
の視点と取り組みが納得いく理解をいただいた。
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養護者による高齢者虐待行為の内容については、
〇身体虐待〇心理〇経済〇ネグレクトの順で多く、
通報受理から事実確認、介入は即日・翌日でなされるケースが多いが、
時間を要しているケースも少なくない。
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虐待行為を行う養護者自身が病気なっているとも言われているが、
介護現場のプロであっても肉親の介護は困難な現実がある。
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虐待を受けた高齢者の安定した暮らしや、
病気の養護者の人生の質の向上が再発防止となり、
終結からウエルネス向上を目指した支援評価へのシフトが求められるが、
多忙な現場においても緊急から終結までの時間の短縮と、
長期にわたる地域での見守り支援があってやっと成立する。
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これは、当事者の意思とは違う孤独死にも言えるのだろう。
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市民後見人や市民にもフイードバックすべき内容の濃いものであった。
今年度は、大阪会場も予定されている。
伝達不十分であるが、
ラッシュアワーの列車に揺られても参加に値する内容であったと思う。