きたほっと通信 1月10日

2015年初のきたほっと地域食堂です。

昨年同様、

ほっとする人々が顔を合わせました。

久し振りでお顔を見せていただいた方も・・

*

86歳の自称カメラマン中さん、

「車を運転しどこまでも写真撮影にいきますよ!

遅い車は追い越すこともあります」と元気な発言。

また、遅めに来所されたSさんからは、

「いやー今日は私の成人式です」との冗談に爆笑!

箸が転がっても笑うのは、

心のそこから嬉しいのだろう。

きたほっとに来ると話を聴いてもらえる人がいる。

「うんうん」とただ頷いてもらえるだけで会話が泉のように湧いてくる。

そのうち、

エプロンをつけた地域の人々が

せっせと料理をつくり

おいしい香りが漂い出します。

「もう、少しでできるからねー、みんなまっててよー!」と米ちゃん。

地域の冠婚葬祭も難しく葬儀はせず「直送」の時代へと変化しているが、

「きたほっと」には、

あったか~いものが息づいている。

*

何があっても、

今まで乗り越えてきた証の高齢者、

悔しいこと、悲しいこと、嬉しかったことを

ある人は正面から、

ある人は横の方からひっそりと、

一日、

一日を確実に乗り越え今も尚、奮闘している。

そう考えると、

人生を達観された高齢者は貴重な人々であり地域の財産でもある。

そのような人々を黙って見過ごすのも、もったいないように思えてくる。

超高齢社会は、

今こそ、身近な助け合いの輪が広がるチャンスなのだろう。