2015年初のきたほっと地域食堂です。
昨年同様、
ほっとする人々が顔を合わせました。
久し振りでお顔を見せていただいた方も・・
*
86歳の自称カメラマン中さん、
「車を運転しどこまでも写真撮影にいきますよ!
遅い車は追い越すこともあります」と元気な発言。
また、遅めに来所されたSさんからは、
「いやー今日は私の成人式です」との冗談に爆笑!
箸が転がっても笑うのは、
心のそこから嬉しいのだろう。
*
きたほっとに来ると話を聴いてもらえる人がいる。
「うんうん」とただ頷いてもらえるだけで会話が泉のように湧いてくる。
*
そのうち、
エプロンをつけた地域の人々が
せっせと料理をつくり
おいしい香りが漂い出します。
「もう、少しでできるからねー、みんなまっててよー!」と米ちゃん。
*
地域の冠婚葬祭も難しく葬儀はせず「直送」の時代へと変化しているが、
「きたほっと」には、
あったか~いものが息づいている。
*
何があっても、
今まで乗り越えてきた証の高齢者、
悔しいこと、悲しいこと、嬉しかったことを
ある人は正面から、
ある人は横の方からひっそりと、
一日、
一日を確実に乗り越え今も尚、奮闘している。
*
そう考えると、
人生を達観された高齢者は貴重な人々であり地域の財産でもある。
そのような人々を黙って見過ごすのも、もったいないように思えてくる。
超高齢社会は、
今こそ、身近な助け合いの輪が広がるチャンスなのだろう。