地域懇談会実施の意義の詳細は
①ますます増える認知症の人と介護する家族を身近に知り地域で支える話し合いの場の提供
②認知症等の進行による行方不明からの捜索方法の理解と地域の連携
③探すばかりではなく「北見高齢者110番の家」地域のネットワークのつながりと警察・地域包括支援センター等との
連携の在り方
④財源に左右されない地域の強固な絆つくりと土地ならではの風土を活かした人材育成
⑤地域の課題を明確にし対応するコツを掴んでいただく
⑥介護現場だけではなく地域においても
同様の認知症の理解を疾患別にしていただき「認知所はやっぱり病気なんだ」と考える場を提供する
⑦認知症の人の最期の場を考える
★
グループワークでは、認知症が進行すると食べ物を摂取するのが困難となる場面で、自分であれば
最期の場をどこに求めるか。
自宅 病院 施設 を提示したところ、
★★
病院での看取りは困難になっている理解も浸透されており、本当は自宅が良いが家族に迷惑をかけるので
施設にしたいと希望が多数ありました。
日頃自分の最期と向き合う場面はあまりありませんが、
①介護現場であればその言葉を記録をしておくこと
②自宅であれば元気な頃から家族に伝えておくことの大事さは、
★★★
最期の「延命をするか否か」の判断を迫られる場面での家族の精神的負担を軽くするものであります。
亡くなる人自らの選択(わしは注射は嫌だ。最期は病院だ等)が残されていたら、
どちらを選んでも決断を迫られる見送る家族の疲弊が少なくなるものであります。
★★★
また、施設がどこでも看取りを行っている状況ではないことや、
希望する施設の需要と供給のバランスを考えると
今後の期待と現実のギャップを互いに知る時間となり、
地域で独居であってもネットワーク(医療・介護・ボランティア・)を駆使し、
看取られる場面もあることをご紹介しましたが、
そこに、隣近所のお助けマンが見守りに参上すると随分と心持も丈夫になることなのでしょうね。
★★★
誰もがなりうる病気、認知症を患った場面では、
本人と家族代表者を中心として初期のうちから
最期の場面を想定した何気ない聴き取りと家族全員の周知は
人生最期の大舞台の場面で家族の混乱を回避し「父さん頑張ったね。ありがとう」と見送られる場面もあります。
※出席者へのお約束は※
懇談会で知識を学んだ人々が地域に還元することをお願いさせていただきました。