今、兼ねてから言われてきていた介護保険や医療保険の改定案が現実になりそうであるが
改定と同時に
地域で暮らす人々も大きく変わるのではないかと危惧する。
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数年前から言われてきたことであるが、
課題に上がることは実現するものだと改めて肝に銘じ、
その地域での対策を地域に住む全ての業種と全ての人々が自分の痛みとして検討する事が
最も先決だったのだと介護保険や医療保険の改定の過去からも嫌でも思わされる。
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例えば、地域社会活動に参加すること、ICFの国際生活機能分類にもあるが、
昔の地域には、仕事以外の個人の役割として全てではないが宗教があり、
仏教であれば寺へ参ったり、
毎週教会へ行くことの個人的な役割が、
誰に言われる事でもなく地域の社会参加としての“自然に導かれる場”があったように思う。
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『若い者等に負担をかけたくない。お世話になりたくない』と
最近、会う人々が多く口にする言葉であるが、
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病気を患う個人が健康状態に合わせた役割をもつことも、
服薬に頼らない認知症の進行予防となるものである。
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町内会組織においても年に数回の行事から
定期的に集うことができる場を町内会組織自体がもち、
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そこに、少しだけ元気な高齢者等が役割をもっていただき、
一人に負担がかからないシステムの構築や、
子育て中の母親も空いた数時間のボランティアとして入ることで子育ての悩み相談ができる等、
体の不自由な人々も、
認知症になった人も誰もが参加できる場を短時間であっても運営することは、
話し相手になる人自身へも予防であり、
地域で自分等を守る為にも大事な要素である。
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今後の福祉は教育委員会と高齢者福祉の連携からの人材育成が急務であり
小学校低学年・幼稚園・保育園等の定期的な高齢者等との集いの時間の導入等、
組織のトップの頭のやわらかさが、大きく物事を変えていくものであり、
地域の小さな核の集まりが大きな働きとなって国を変えていくような気がしてくる。