1月9日、NHK広報局・制作部チーフディレクター
川村 雄次氏が『きたほっと』にお見えになりました。
地域の人等も
みなさん新年早々お越しになりました。
緊張しながらも全員が発言です。
賞をいただけたことが地域のみなさんにとって『とても、これからの励みになった』
『認められた』と、
地域へこれからの栄養をいただいた思いです。
◆
『きたほっと』では、
急な指名からの歌や、
笑いの体操、
発言などが、脳活性になっており全員発言の根拠と実証です。
≪★ご近所さん関係≫
また、
軽度認知症を発症されている方にも、
その方の記憶に残る時間に前日に電話をし、
当日には再度『したくできたかい』と連絡を入れ、
一緒にきたほっとへお越しになるなど
●忘れても地域の人が覚えていること、
●共に楽しみの場所へ出かけられること、
地域で見守り
常の生活を脅かすことなく適切な距離を保ちながら、
その助け合いの延長から「災害時には一緒に逃げよう」と
避難指示前の小さな規模の「ちょこっと避難」作戦や、
① 認知症の人、
② 妊産婦
③ インフルエンザを発症している人
④ ペットを飼っている人等
その他もたくさんありますが
災害時にはすでに部屋割りができていることなど
それぞれの地区における、
災害時の講話などにも
≪危機管理室≫から、
『きたほっとさんからの避難提案を引用させてもらっているんですよ』とお聞きし、
ますます、きたほっとの皆さんは『がんばろう』と思えた事、
前段の賞をいただいたことで認めてもらえたことが一番のよろこびだったようです。
◆
日本の過去には高度成長などから世の中が常に忙しくなり、
また、向こう三軒両隣の関係も希薄となった現代、
消え去った災害含む日本の記憶や日本の伝承は、
認知症を患う人の脳裏に残されていることもあり、
認知症の人からの発言の多くは、
※こちらから尋ねる事
※聞かせていただこうとする誠意が伝わると、
初めはおぼろげながらも
記憶の糸をつなぎながらも一生懸命思い出そうと努力され、
次第に思い出し語っていただけることが現場では多くあります。
また、真摯に聞かせていただく場面から尊厳が生まれ
現場での関係性も構築されるものです。
◆
今日の『きたほっと』でも、
『とんとんとんからりんと、となり組』の音読・歌から
●空襲警報の時に歌っていた歌だったと思い出されたり、
●『学校の教科書に載っていた歌』ですと。
また、いつもは発言の少ない軽度認知症の方からも
●『生まれたところは上芭露』だったと思い出されるなど
新しい発見に皆さん驚かれていました。
認知症は、まだまだ未解決で、
いかようにも変化する期待ができる楽しみのある病気かもしれません。