きたほっと通信 9月14日 敬老会

地域には、学生時代のいじめから引きこもりになってしまった方、

高齢でも独居で心寂しく暮らしている方、

また、日々の夫の介護をしながら、

新たな病気の進行により十数日間も病院での寝泊りの看病を行い、

「夜中に起こされても体が動かなかった」と全身全霊で介護に勤しむ奥さんに、

みんなが心で聴かせていただき、

心から労い

過去に専門にマッサージを行っていた人から凝り固まった肩をもんでいただき、

声楽で鍛えた理事のSさんの歌には誰もが心が和み

歌の後にはSさんの楽しいジョークに声を出して喜んでいただく姿は、

周りの人々まで何とも気持ちの良い時間となりました。

その後も話は尽きず閉店になっても数名が残り、

終了後の二人だけの場面では、高校時代の“いじめ“から心を痛めていた方から

「自分はみんなと同じように行動ができなくなったけど、

テレビを観ていたら

『神様が一日だけ希望を叶える時間をくれたら、自分はトイレで誰の手も借りないで

用を済ます事がしたい』と答えている人が映像にあり、

『自分も生きてていいんだ。誰かの役に立つことができるんだ』と思ったと、

優しい声で天使のような笑顔で自分に語りかけていただきました。

『生きること、生きている事』共にこの宇宙の中で生かされている同じ『人』でありますが、

痛さを強さに変えたこの美しい心の持ち主の心の値と同格の人は、

そうはいないだろうと深く感じる時間となり余韻がいつまでも残りました。

☆☆

誰もが集える場が人には必要であること、

直に本音で交流する場は元気に盛んに働く人々にとっても必要と感じる尊い時間を授けていただき、

☆☆☆

二年を過ぎ回数を重ねるうちに

真の心にふれる時間が多くなっているように誰もが感じ始めているようです。

★★★

鮭が届き手際の良いYボランティアさんらはテキパキと「鮭鍋」をつくり、

かぼちゃの差し入れにも『今年のかぼちゃは美味しいよ!」と煮付けたかぼちゃを、

家族のようにみんなで取り寄せ全員が食する時間となりました。