老いも若きも最期の場所を決めておく心構え

最期の場所をどこにするのか、

最近では40~50代そこそこの世代であっても、

そのような会話が飛び出してくる。

女手一つで子を育て念願の大学が決まり、

ほっとすると同時に、まだまだ続ける学資もあるが、

伴うように浮かんでくるのは自分の老後だと言う。

「あとは頼むよ」と息子に言ったんだと明るく笑顔で話されていたが、

多くの人を看取る仕事をされている人であっても、

ケアマネでバリバリ働き、

ご利用者が希望する場所へつないできた人であっても、

自身が入る場所は、

いえ、入れる場所は、どこなのだろうと現場で働く人々も

自分を照らし合わせながら働いている。

せめて、認知症になっても早期に発見し

自分で今後を決めたいと早期の脳ドックを申し込んだと言う人もいる。

認知症の予防薬が出たならば、

早期の完売は間違いないだろう。

レジの前では

まだまだ、なじめない8%消費税であるが、

「いやいや、安心・安全な老後等の社会保障になるのだ」と

言い聞かせながら支払う自分がいるが、

27年10月には10%の壁が押し寄せてくる。

最期の場所を決めておくことは、家を選ぶときも、施設をえらぶときも、

病院から、自宅も含め行き場所を決めておくことも

高齢者ばかりではなく元気なうちから心構えをもつことが必要な時代だ。