きたほっと通信 7月12日

7月12日(土)

皆さんが待ちかねたように元気にいらしてくださいました。

前回帰宅後、心配だった方もお元気に来所され一安心です。

新しくボランティアさんがもう一人増えました。

北見社会福祉協議会にも登録されている地域の方です。

もうすでに皆さんとは顔見知りの関係でした。

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食事の前にはボランティアのYさんが、

会計と共に体操等を担当していただき、

終了後は

災害についてお話を頂戴しました。

北見は台風もこちらまで到達するまでには温帯低気圧に変化し、

大きな地震もなく

今のところは心配は少ない状況ですが、

雪害などは身近にあるものです。

災害ボランティアも担ってるYさんからの学びも

肩の凝らない

地域食堂ならではの気軽に身近な学びとなりました。

≪認知症の人への声かけや災害時には学びから行動へと≫

「いつもと違う!変だ」と思ったら行動を起すこと。

学びはあっても行動を伴う勇気が次のステップとなります。

北見市内のある町内会では地域の福祉委員を兼務する町内会長さんが

担当する町内を率い

「数十件の町内で暮らす中に認知症の人を助けているよ」

デイサービスの回数を増やすのもいいけどお金がかかるしね、

家を間違えたら自宅まで連れて行くよ。あたり前のことだよ」と、

「あたたかい言葉をいただいた」とある地域包括支援センターの方と

感激する場面をいただきました。

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地域包括には地域で暮らす認知症の人等の困りごとが届きますが、

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地域包括支援センター等の

認知症サポーター養成、

捜索模擬訓練、

この繰り返しから

地域住民、町内会、連合町内会、民生委員の人等と顔の見える関係から、

「地域で暮らす認知症の人へ、ほんの少しでもお手伝いをお願いします」という

地域に向けた親身なメッセージの積み重ねから、

ようやく、

ぽつぽつと地域の“介護の芽”が出始めました。

芽は厳しい環境だと育つのに時間はかかりますが、

厳しければ厳しいほど、どっしりと根を張ることでしょう。

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ー認知症の人への適切なケアー

●物忘れを責めない

●受容

●残存機能への働きかけ

●生活環境の整備

●ストレスの軽減

●不安の解消

参考文献:加藤伸司 認知症の基礎知識より

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認知症の人に怒りをぶつけると倍返しです。

怒りは怒りを呼び互いが大きなストレスを感じてしまいます。

介護者がこの連鎖に気づくと介護への向かい方や気持ちの持ち方が変わります。

知識は虐待を防止する働きとなります。

介護者が嫌な言葉をぶつけそうになった時には、

トイレに駆け込み大きく深呼吸をすることも回避策となりますね。

現場では「5分ください」を合言葉にしていた時期もありました。