病識がある・無いとは

認知症になっても「自分は何でもない、病気ではない」と

「病識が無い」場合が多いのですが、

徘徊からの周りから支援を受けた場面では、

「病識を得る」チャンスともなります。

「自分は何とも無いと思っていたが、こんなに周りに迷惑をかけたのか」と

自分の病気を知るきっかけとなり

「すまなかった。この頭が一番バカなんだ」と自分を責めている場面と出会います。

このような心配をされた後には、

家族は安心と心配が複雑に交差し、つい叱ってしまう場面が多くありますが、

怒らず「命があってよかった! 心配していたよ」と周りが連携することが必要です。

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断り続けた介護保険サービスの導入や

GPS持参を、後に忘れても納得する感情が働き、

受け入れ体制ができていきます。

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これからの高齢者施設においても該当者の方には、

安全な外出を支援するためにもGPS持参支援が必要です。

「きたほっと」来所家族様へも

第一段階の納得するGPSの導入をお勧めし、

困難なケースにおいては、その人の個別性に配慮しアドバイス支援をさせていただいております。

◆・・◆きたほっと地域支援◆・・◆

地域のボランティアさん情報から、若い世代でも悩んでいるケースが来ます。

個別に出向くと

カーテンを閉め切り暗闇の中で自分と闘っている方もいます。

一度の訪問では、結果を得る事は到底無理な事であり、

今後の継続訪問支援が必要な状況です。

「あまりに近くにいるからこそ訪問ができない」という場合もありますが、

きたほっとの様に、所属している人からの支援が個人より入りやすく、

そろそろ、地域のサロン活動の中に一歩踏み込むことも必要なのだと思う場面であり、

地域における声かけとお誘い支援が必要な状況です。