「きたほっと」の場には、
オープンからしばらくして、
ご近所の日頃の気配りから社会参加が出来なかった障害をもった女性が、
皆さんと交流できるようになり、
その体験の継続は自信となって、
今もなお、福祉関係で業務に就いている。
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きたほっとボランティアの月に2回の短時間の作業は、
就職体験の無い彼女にとっては、心身を慣らすような社会体験となり、
人々とこだまする笑いや
食事を支援する側の立場から、
「おいしかったわ!ありがとう」とボランティア作業からの達成感も得られ、
医者から「今後の就職は難しい」と言われていたことも覆す喜ぶ結果となった。
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今後の地域の高齢者の孤立を防止する為には、
高齢となった両親等の陰にいる子供さん等を引き出すことも、
未然の孤立防止の働きとなる。
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サロンは、高齢者や認知症の人のみならず、
地域の活性から多くの人を救済することになるようだ。
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実際に働く現場では、突発的な作業の変化を求めない事。
疲労感が強い場面等から察し、
「だいじょうぶかい」と声をかけることで、
本人希望の周29時間の食事つくり勤務を懸命にこなしていただいている。
「たすかったわー。ありがとねー」と心のままに感謝を伝えると、
誰にも負けない美しい笑顔がかえってくる。
働く喜びが対価となり生活への励みになっているようで、
その喜びが体からあふれ、
出社する様子からも足取りが軽く体が前に向かってくるように元気が漲っている。
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彼女は介護認定を受けてはいない親の介護も担い、
社会保障費の軽減も担っていることにもなる。
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人材は、地域の足元に存在する。
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人として生まれたからには、
人として認められ、
褒められることで、
明日への意欲が湧いてくるのだろう。
裏表のない人々との接する時間は、
自分等の心の清掃まで請け負っていただいているようだ。