当日は小雨の振る天候であったが
会場には
介護現場の人
地域包括の人、
介護支援専門員の方々、
また、
地域でボランティアをされている方々など、
当日の参加者もあり、
天候とは裏腹に会場は講師の勢いもあり
熱気ムンムンと会場内のボルテージも上がった。
◆
現場からの発進ほど強いものはなく、
長年の現場で分析をしながら失敗?・成功と進めてきた結果でもある。
皆さん等は考え深く神妙な顔つきと
頷きが交差し
最後は、参加者からの質問だが、
現場の困難事例からのアドバイスと言った方が近い状況だった。
聞かせていただく側も、
参加者それぞれに思い当たる人々が重なっていたという。
◆
講義感想は、
●誰の為の介護保険なのか・・?
●認知症の人、本人の意思はどこへいったのか・・?
●本人希望は『自宅にいたい』。
例えば、
同居してる引き篭もりの子供が中年になっていても、
認知症を患う母の心の中では、
まだまだ子供で、
子供をおいて遊んで歩くわけには行かないのではないか。
あらゆる方策で支援する側が日参しても、
そんな余裕は自分には、ないと思っていないか。
◆
認知症の人が、気を使い、やんわりとお断りしている事を知る事も大事だ。
まだ、断る力がある時期のように考える。
必要な、そのときが来たら、
嘘のように毎日でも通いたくなるときが来ることもあるのだろう。
◆
今後、ますます意見をもつ認知症を患う人々がいて当然であり、
自分も無理やりな支援は、
“いらない派”で強行に打破していくように思えてくる。
時代は変わり
変わる中で生きていく人々も変わっていて当然だ。
2000年の介護保険から18年が経過し
十年一昔から、二昔へと入って行きつつあるのだ。
昔話でいうと、
むか~し、むかしのお話です・・・という切り口だ。
支援する自分等の頭もガラリと考え直すときがきたのだなと・・・。
熱いエネルギーが飛び交った中からの自分なりの感想だ。
◆◆
今回は、プロの人と地域の人が入り混じった研修会となったが、
認知症というキーワードは身近であり、
このような交流の中からこそ、
ケアマネの真剣に考え悩んでいる生の姿を拝見できたり、
自宅介護からのふり返りや、
わからなかった病気の理解から
親の病気の辛さを改めて知る事が出来るなど、
言葉にはならない心の葛藤を互いに知る事が出来
地域ならではの良き交流の機会が得られたように思えた。
◆講師は、地域への応援も含めボランティアでお越しいただいた。
心から感謝である。
★★★
捜索模擬訓練依頼も2ヶ所打ち合わせ中である。
足で歩き探す訓練は、非常に負担がかかり
今回は、GPSを使い、
自動車や、徒歩の速度の違いなど
スピード感をもって地図上に現れてくるのだ。
合理的で、確実性のある捜索が超高齢社会には必要だ。