北見市の介護見守り情報

『昨日までは、いつものように帰って来ることができたんだけど・・』と。
『最近物忘れがあっても、出かけても戻ることはできていたんだ』と、
このような事例が多くあります。

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その時の本人の心身の変化や、
夢(夜中・昼寝も注意)から現実と思い込み「行かなければ」と衝動にかられ妄想も手伝うと、

見当識障害が拍車をかけ

いつもの場所の認識ができなかったり
かなり離れた場所(距離感がなくなる)の今は無き実家へ行こうとする等

行動に変化が見られ
北国においては命を守る事さえも危険な状況となります。

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お陰様で、地域包括主体の「認知症を患う人の行方不明時捜索模擬訓練」から
市民にも多く知られることとなり、

北見市の「介護あったか見守り情報の配信」は、
登録住民へ24時間連絡が入り、

この時期になると捜索するにも
車の暖気への時間や車のフロントの氷を溶かす時間がかかる為、
まず、窓を開け辺りを見渡すことから始まり該当者がいないか確認をします。

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捜索模擬訓練への参加も高齢者多く、体調の心配もあり
自宅の周りや物置、空き屋を見ていただく事をお勧めしています。

その間にすべての事案ではないですが、
再び介護見守り情報が入り発見連絡が届きます。

このように北見市の介護福祉課の皆さんの24時間の受付電話は、
とても優しく市民優先の支援だと有難く思います。
連絡が入ることで
本人が、コンビニや24時間営業の大型スーパーに滞在していることがありますが
服装や背格好で警察へ「似たような人がいます」と通報することができます。

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けっして確実性が無くても
間違っていても連絡で命を守ることができます。
行方不明時、警察は情報を待っています。

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冬の厳しい北国の暮らしにおいては、行方不明は命の危険と隣り合わせであり
『認知症かな・・?家に帰るのに時間がかかっているのか?』という事がありましたら、
事前に、本人の前後の写真や特徴を地域包括や北見警察署、保健所(SOSネットワーク)へ届けておくことも命を守ることとなります。

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お守りのように身に付けるGPS(充電はデイサービス等依頼)や、
身元がわかるカード(ヘルプカードもOK)を本人や家族と共に作成し
連絡を頂けるという繋がりを判断がつくうちに作成することも必要です。
早期のうちに名刺代わりに持つヘルプカード(住所・電話番号・氏名等)を
もつことも認知症と診断されたときには、すでに使いこなしていたということが
人生の大半を過ぎた自分を大切にすることでもあります。

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≪行方不明時に助かります。命を守る手掛かりとなります。≫

① 普段、着るものの服の色(コート・セーター・ジャンバー等)を
確認しておくこと(タンスの中に限定して入れておく)
② 靴の色(長ぐつ・革靴・シューズ等)
③ 髪型(はげぐあいも必要)
④ 目立つほくろも重要
⑤ 眼鏡の色
⑥ およその身長
⑦ 体格
⑧ 歩くときの特徴があれば書いておく
⑨ 会話が通じるか?
⑩ 写真の用意

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≪独居であっても本人を中心とする社会資源を活用する。≫

・新聞配達の人
・電気のメーター
・ヤクルト配布の人
・伝書鳩(無料配布情報紙)
・行きつけのとこやさん
・コンビニ
・友人
・お隣さん(交流があれば)
・民生委員さん
・介護支援専門員
・地域包括への事前連携
・介護事業所の人
・配食サービスの人
・老人クラブの人
・町内会福祉委員の人
・かかりつけ医(お医者さん・看護師さん・事務の人)
・薬局の人

一人の人のネットワークを構築することで大きなネットワークとなり
様々な場面(災害時や日常の安心暮らしの為にも)で活用することができます。