3月11日 きたほっとより

3月11日のきたほっと、終了しました。

ここ数日、雪解けも進み玄関先の氷割も数日前からの効果もあり
グーンと少なくなりました。
今の時期の薄氷が一番危険です。

オープン
挨拶から始まり、
本日は、調理さん達も早めに手が空き、
皆さんと一緒に
体操、
笑いの体操で日頃のストレス発散。
音読、
更に感情を込め情感たっぷりに詩をよみましょう。
歌、
会話と楽しい時間となりました。

一人の回想は、全体へとつながり昭和25年まで遡りました。

・ここに来るのが楽しみなんだ!
・耳が遠いから、そばに寄せてね!と。
なるべく大きめの声でお話です。

・ベットも居間に移動したんだ!
・幸せだわ・・
・食べていくだけで充分。
・今まで無駄なおかねは使わなかったからありがたい。
ここに来たら、おみやげもあるし話すこともできるからと。

それでも、話の展開から、
1時間ほど離れた場所にある福祉施設について語りだす。
温泉の近くにあったよ。お金が無くても入ることができる福祉施設がいいかなーと思ってると。

◆そこで急遽、
養護老人ホームについて説明です。
他の皆さんも真剣な眼差しです。

『なるほど、身寄りが無くてもお金が最小でも入れる可能性があるんだね!』と。

◆でも、持ち家の人は、99.5%の人が
最期まで自分の家で暮らしたいと思っているデーターがあるよ!というと、

『そうだー。私は自分から一人になりたくて家に戻ったんだも』と。
他の方々も
一人がいいわーと。
話は、どんどん進み全員参加型の回想法から現実路線へと。

『困ったときには、話を聞かせていただくよ!』と。

こんな風な自由な感覚がいいねーと、よねちゃん!

また、希望のカードも良いと思う人は、
カード入れに書いたものを入れ、常に持参することと、
現在、快く受け入れてくださるスーパー等も報告すると目が爛々と輝きました。

認知症を患う人等が、率先して利用促進の種まきを実施中です。
まだ、1件も嫌な思いをしたご利用者は、いらっしゃいません。
とても親切に受けいれていただいています。

最近では、
銀行
大型スーパー
地域のスーパー
老舗の和洋菓子店では(お店の人、自らが
『こまかいお金、全部出したらいいよ。と取っていただけるの。
ありがたいよー』と。

保険の代理店さんからも、心配な方へも配布中。
100均の店等、どこの店でも、いやな思いをした方は今のところいらっしゃいません。

重たくならず、笑顔で、一歩・一歩、
感謝しながら進ませていただくのが一番です。

認知症の人が『何とか仕事を続けたい』と、家族を支える為に始めたカードですから。
その思いを忘れずに歩みたいと思います。