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普段は、デイサービスへ通う立場であっても
ボランティアの使命が、
早朝から「きたほっと」へ体が出向き
受付の準備をしたり、
玄関前の掃除をしたりと、
手帳の中には開店日を忘れないようにしっかり大きく書き込まれ、
役割をしっかり持ち自分の出番を忘れないように努めている。
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デイサービスで日頃行っている棒体操の出番がくると
「次はあの〇〇をやりますか?」と、
休日で参加していたデイの管理者へ自主的に相談を持ちかけ、
皆さんには
「背を伸ばしてくださいよ・・無理はしないでください」と語り口まで管理者と同じ口調で語っている。
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自分の地域への役割が自分を奮い立たせ
認知症の進行も身体の老化も防止しているように思えてくるが、
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同じように参加するすぐ近くのご婦人は、
以前、大勢の人の食事の世話をしていたことがあり、
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「女性の職場で人間関係を大事にしていたのだなー」と思えるような、
まわりに気を使いながら優しい物言いで指示を出す姿は、
当時の働いている経験からの働きと重なっているように見受けられる。
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また、その役割は在宅の介護困難な場面時にも自身を支え
見事に乗り切ったが、
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人は、前に向かい目標をもっていた当時の役割と再び出会うと
役割が老いた身を助け
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また、当時から随分と成長した役割は
老いた身であっても自己の成長を手助けし、
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また高齢になったからこその“気高い自我”が、いかようにも役割を支配し、
再び役割から生きる支えをいただいている。
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介護現場においても
「認知症の軽度のうちに、
心地良いのかどうか、その人の役割をやんわりと引き出していくのかが
後の自我をコントロールする役目になるんだよ」と
やはり地域のつながりの場から学ばせていただいた。
~ありがたいことです~