興部認知症サポーターフォローアップ研修

昨日は、ポカポカと気温も上がり

海猫も嬉しそうに大空を飛びまわる風景を背に、

今年も地域を牽引し熱意あふれる興部町地域包括支援センターさんや

顔見知りとなった住民の皆様とお会いする事が出来ました。

認知症の理解の復習から

体験・対応方法の実技を学んでいただき、

自分等が地域でできる事を身近に考える時間となりました。

グループの意見発表からでは、

「祖母がちりかみを濡らしストーブであぶっていた。何しているのと聞くと、のりをあぶっているんだ」と、

漁師町ならではの認知症からの行動がありましたが、

介護していた母は、怒ることもせず、黙ってさせていた」と、

親という立場の者への尊厳が認知症の対応にも出ている場面が、

その「家」にはあったのだと考えさせられました。

また地域に住む高齢者の悩みは様々ですが、

一つの苦しさの体験を乗り越えた言葉は、

周りの人々にも知恵を授ける場面となることや、

すでにサロン活動をされた皆さんからは「うん!いきいきだよ!忙しいも!前日からね」と、

周りの人からも「イヤー前より若くなったわー」とお言葉を頂戴していました。

また、興部町以外の遠方からの行方不明者(認知症高齢者)保護の体験もされておりました。

地域に目を向けることは、隣り近所の人等に関心をもつこととなり、

いただいた地域の情報から、

行方不明時の広報車からの呼びかけにも「そんなことしてくれる人がいるんだ」と、

認知症という病気や

行方不明になること、

互いの助けが必要となることなど

誰かに言われるのではなく、間接的に自ら気づく場面となり、

地域ので暮らしていくことへの互いの協力の大切さを髣髴させる場面となるようです。

☆☆

「できないねー。言っているのにねー」という誰かによしかかる時代はとっくに過ぎ、

自分等ができる事を、

自ら考え、お金をなるべくかけずに、今そこにある資源を活用できるものをつくりだす。

いわば、自分等が地域の町会議員のような気持ちで真剣に討議することがこれからの地域づくりの一歩と考えます。

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社会資源は、

サロンをする場がなくても、

家から出る事が出来なくなった虚弱の方の所へ

場を借りる了解をいただき

本人を中心として、2~3人で集い

負担をかけないで短時間でお茶のみをするのも始まりの一歩であります。

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※孤独にしない

※会話をする

※優越感をもっていただき2時間程度の訪問からお礼を伝え帰宅する。

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※互いの関係が慣れてきたら、

例えば①ラジオ体操を行う。笑いの体操をする。②手芸をする③昔を語る

④食品など不足するものを来所時に購入していただき二人以上の目の前でお金やり取りをする。

訪問する人・される人、

⑤役場や地域包括・町内の世話人と緊急時は連携できるようにする。

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このような提案から「町内会に言って予算を計上してもらおう」という

まず、案から

行動を起す手順まで考えていただき積極的な意見がたくさんでることができました。

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北海道の「認知症高齢者110番の家」のシール添付希望もありました。

「子供110番の家」と「認知症高齢者110番の家」の

1枚のシールが一日も早く実現すると良いですね。

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いつも忘れず身近なGPS機能を備える事が出来る

夢のような話の実現がもうすぐとなりつつあります。

お金もうけを度外視した、

大きな会社が取り組んでいただいております。

良いことを念ずると必ず大きな「愛」のこもった力が働きますね。

ありがたいことです。