きたほっと通信 6月8日

ボランティアさんは、都合のつく方は8時30分集合です。

その後は自由に来て頂き200円を払い食べ放題です。

大きな笑い声が飛び交い、まるでオペレッタを演じているように

手を動かしながらと会話からもじった歌が始まります。

今日も来客の皆様は10時30分から活性化お楽しみの時間となりました。

まず、体全身の自身の揉みほぐしから、

背筋を伸ばし無理をしない程度の「1万円が降ってきた」と右へ左への可動域拡大運動です。

                             

体操が終わり、次は脳活性化の音読と皆さんが大好きな歌の始まりです。

高原列車

ふるさと

大牧場はみどり

心を込め感情をたっぷり入れおなかの底から大きな声を出すように声かけです。

高原列車では、思い出の列車の旅をお聞きしました。

懐かしい学生時代に初めて乗車した置戸の森林鉄道の列車や

美幌町から北見、

美幌から釧路までの旅など、

当時の懐かしい時代背景と共に美味しい名物のそばも登場し懐かしい人々も思いだしました。

                                      ★★★

認知症を患う方も、
「おいら岬の灯台もーりーはー」と灯台守の歌を

涙ながらに唄い、その深い記憶の中に伝えきれない多くのものがあるのだと教えれました。

また、介護されている奥様の

「自分が後悔しなにいようにできるだけそばにいてあげたい」と切々と

深い心の内を聞かせていただける場面となりました。

★★

昨日は、奥様がめまいで倒れそうになった出来事をご主人はしっかり記憶に残り心配をされる場面でもありました。

゛認知症の夫を妻が心配し

認知症の夫が妻の体を心配している。゛

二人きりで支えあっている姿を地域の人々と共に体験させていただき

お二人に優しい眼差しのエールを送っていました。

手抜きをすること、
奥さんの健康を一番に考えること、
息抜きをすること・・

助けてと直ぐに伝えること、

側で聞いていたご主人も「うんうん」と頷いていました。

                     ★★★

1年前には考えられない光景であります。

拠点からの発信は大きく、

認知症の人と介護者と地域が一体となり同じ会話ができること!

できなかったことへの挑戦が始まり、

報道の強さと共に自分等も地域で叫び続けることの大事さを実感させていただいています。

                               ★★

最後はクールダウンで長野県の昔話であります。

少し長い話ですが、皆さん個々にストーリを描き映像を動かしていく時間です。

「ほーっ」「あらー」等、映像が次々と作り出されていくことに力を感じます。

しっかりご主人もついてきています。

このときだけは、ボランティアさんには静かな環境を注文であります。

異次元の世界へ入りますので、少しの音でも壊れてしまうのです。

★★

最後に皆さんが「大事にしているもの」・・です。

①自分が大事にしているのは健康と友人です!

②自分は、家族です。

③私は、無いものがあるけど、それを言わないようにしている。

お金が無くても無いとは言わない。あえて困っていないと言う。・・と自分に対して強い生き方を持っていることを身内のように話していただけました。

④大事にしていると言うより、物を捨てることに専念している。しかし、亡きご主人の物を

ひとつ一つ手に取ると捨てられなくなるので 目をつぶって袋の中に押し込めている・・と

⑤補聴器がだめになった。昔のように見え、てひも付きのようなものが無いかと探している、良いものは50万円近くするそうだ。
 
 そんなのは買えない。今は、我慢をしている。

★★★

高齢になると実用的で見栄えよりも、落とさず壊れにくく、耳にしっかり納まるものが良いのだと聞かせていただけました。

                                         ★★

他、大事なものの共通の話が多くありました。

゛テーマは何でも良いのです。

自分からの話を届けることや会話ができることが何より大事なのです。

誰もが集える場所は、ネーミングにこだわらない方が良いのかも知れませんねー。

今日も参加者全員が話ができました。

ボランティアさんも、2日前の取立てのわらびとしょうがで味付けした旬のものを持参していただけました。

いただいたもち米も、散らし寿司の他にお祝いのお赤飯となりました。

皆で、助け合いながら今日も無事に終了することができました。

感謝